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2019/11/05 ダンスフロアの無垢フローリング

ダンスフロアに使用される無垢フローリングは一般の住宅に使用される無垢フローリングとは異なり、施工方法、仕上げ方も違うため施工のご相談を頂きました。

 

 

ダンスと云っても社交ダンスからサルサ、タンゴ、バレエ、ブレイクダンスなどなど様々な種類があり、フロアについても競技用のステージなのか、ダンス教室なのか、それとも趣味のダンス部屋なのかによって無垢フローリングも変わってきます。

趣味のダンスフロアであればお好みの樹種で仕上げて頂いても結構ですが、本格的なダンスフロアの場合、一般的にはカバザクラが使用されステップが引っ掛からないように「糸面なし」のものを使用します。

またダンスの種類によってはカバザクラ以外にバーチやオーク、メープルなどを用いることもありますが、糸面のない樹種が限られるため、必要に応じて表面を1mm程度削って加工することで糸面をなくしてしまう方法もあります。

 

 

ダンスフロアの無垢フローリングは上記の写真のように継ぎ目のところに糸面(V溝)がないため、どんなに下地を綺麗に施工をしても僅かなギャップが生じます。

そのため、施工後にそのギャップを一つずつサンダーで削ってフラットにする必要があり、無垢フローリングは「無塗装品」でなければなりません。

 

研磨をしてフラットになったところで次に塗装ですが一般の住宅で使用する自然塗料やウレタン塗料は基本的に使用できません。

ダンスホールにはダンスホール用のワックスがあり、先ずは床面の埃を除去して水拭きをし、しっかりと乾燥させたところで、専用ワックスを満遍なくモップで塗布し、ワックスが乾燥したらフロアーポリッシャーにシダブラシを付けて磨きます。

 

 

ダンスフロアーの無垢フローリングはこのようにして作られており、明日現場にてお打合せさせて頂きますが、施工することになると歌舞伎座の部隊などを手掛けた職人さんに来て頂いて施工をして頂こうと思っております。

 

 

 

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