アガチス(南洋桂)
アガチス(南洋桂)
アガチス[Agathis]とはナンヨウスギ科ナギモドキ(アガチス)属の常緑針葉樹で、東南アジア諸国からオセアニアにかけて分布し、ニュージーランド北島ではアガチスの巨木をマオリ語で「カウリ[kauri]」と呼び神木として信仰の対象になっています。
アガチスは節がなく、すっきりとした表情で、表面を磨くことで独特な光沢を増し、日本では針葉樹であることとその美しさから「南洋桂(なんようかつら)」や「南洋桧(なんようひのき)」、「南洋杉(なんようすぎ)」と呼ばれ将棋盤や建具、壁板などに多く用いられています。
アガチスは耐久性についてはあまり丈夫な木材ではないため羽目板のみの取り扱いとなっておりますが、「マツ / 松」や「スギ / 杉」の羽目板と異なり節がなく、濃淡差も少ないため、腰板や天井に使用してもウッディになりすぎずシンプルな空間に最適です。