アメリカン・ブラック・ウォルナットとアジアン・ウォルナット

材木の商業名と実際の学術的な分類と云うのは結構異なっており、まぁ似ていると云うだけで適当な名前が与えられるコトもしばしばあります。
例えば花梨に似ているケンパスが「ニューカリン」、桜に似ているバーチの赤身が「西南サクラ(樺桜)」などなど。
本日はその流れで、似ているようで全く違うアメリカン・ブラック・ウォルナットアジアン・ウォルナット(ロックファ)についてご説明しましょう。

アメリカン・ブラック・ウォルナットとアジアン・ウォルナット

写真左がアメリカン・ブラック・ウォルナットで、右側がアジアン・ウォルナット。

先ずそもそもは世界三大銘木のひとつでもあるアメリカン・ブラック・ウォルナットがあり、軽くて丈夫、寸法安定性についても優れており、現在でもミッドセンチュリーデザインで大人気の樹種です。
そんなアメリカン・ブラック・ウォルナットの人気にあやかって、昔の木材業者さんがベトナム、カンボジアあたりでは「チュウリュウ」、ミャンマーでは「タウチャン」と呼ばれている黒い木にアジアン・ウォルナットと名付けてしまったのがきっかけで、学術的には全く関係なく勿論クルミの実も出来ません。

まぁ見ての通り色はアメリカン・ブラック・ウォルナットよりもアジアン・ウォルナットの方がかなりダーク系ですし、比重はアジアン・ウォルナットの方が相当重く、寸法安定性はアメリカン・ブラック・ウォルナットのように良いとは云い難い樹樹種です。

木の商品名は結構いい加減なモノで、このアジアン・ウォルナットは別名でインディアン・ローレルなんて呼び名もあり、これを知った人が「ローレル=月桂樹」と勘違いしているコトもありますが、この木は月桂樹でもありません。
またこの木にウォルナットの名を冠するコトに抵抗がある人は「ロックファ」と呼んでいますが、これも学術的なモノでもなく、何語なのかも不明です。

まぁご覧の通り、アジアン・ウォルナットは本家アメリカン・ブラック・ウォルナットよりも色調は濃く、そして非常重い材質なので、今となっては「ニセモノ」と云う感覚ではありませんし、価格もほぼ同等クラスになっているのでお好みでお選び下さいね。

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