善養寺の大榧

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善養寺の大榧(ぜんようじのおおかや)と呼ばれる東京都世田谷区にある東京都指定天然記念物のカヤをご紹介致します。

環八通りを南に進み、第三京浜入口のあたりで側道に入って約700mほど行ったところにある善養寺の境内に、今回ご紹介するカヤの巨樹があります。

善養寺の大榧

この善養寺は正式には「影光山仏性院大毘廬遮那殿善養密寺(ようこうさんぶっしょういんだいびるしゃなでんぜんようみつじ)」と呼び、真言宗智山派に属している寺院で、またの名を「カヤ寺」と呼ばれるほどこのカヤの巨樹がシンボルとなっています。

善養寺の大榧

このカヤの木には言い伝えがあり、その昔、富豪の娘が富士山を見るために玉川沿いを歩いていたところ、サワガニの親子が現れて娘に

『今夜、大雨で多摩川が氾濫します。このままでは私たちは流されてしまうので助けて下さい!』と。

娘はサワガニの親子の話を信じて高台に逃してあげたところ、サワガニの親子が云った通り、その夜に大雨で多摩川が氾濫したそうです。
翌日、サワガニの親子は娘に助けてくれたお礼としてカヤの実を渡し、娘がこのカヤの実を撒き、のちに大きなカヤとなって、多摩川の氾濫で苦しむ住民に実を与えたとのコトです。

善養寺の大榧

1964年11月21日には、東京都の天然記念物に指定されています。

河童のたま坊は多摩川の精霊だそうです。
これ以外にもこの善養寺には何だか仏教とも何処か違いそうな石像がたくさんあります。

善養寺の大榧

このカヤは樹齢は800年異常とも云われており、樹高は22.6m、幹囲は5.3mに達しており、根元には高さ約2m、幅0.5mの空洞が空いており、中には供養塔が安置されています。

善養寺の大榧

このような社寺仏閣にある老木、巨木、巨樹などには民話や言い伝えがあり、調べてみると結構面白いものですよ。

地図

データ

名称:善養寺の大榧
樹種:イチイ科カヤ属
撮影日:2015年7月31日
所在地:〒158-0092 東京都世田谷区野毛2-7-11
樹齢:800年以上
サイズ:幹周:5.3m 樹高:22.6m
備考:東京都指定天然記念物

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