山波艮神社のウバメガシ

山波艮神社のウバメガシ(さんばうしとらじんじゃのうばめがし)と呼ばれる広島県尾道市にある広島県指定天然記念物のウバメガシをご紹介致します。


この名木・巨樹・巨木を巡る旅は趣味、遊びの範疇で、あまり真剣にならないように、たまたま訪れた先の近所にあればちょっと寄り道をして訪れるようにしています。

そのため、あらかじめGoogle Mapなどで場所は確認しておくものの、実際に近くまで行っても何処だか解らないモノも数多くあります。

そんなときは縁がなかったね…とキッパリ諦めるのですが、今回の「山波艮神社のウバメガシ」を事前に調べた際、読み方もヤマハラ?サンバラジンジャかなぁ…とシッカリとした下調べもせずGoogleMapで「艮神社」と云うモノを発見してそこだ!…と訪れてみたらハズレ。

「よし諦めよう!」…と目的の尾道の宿に向かい、翌日何となく気になったのでちゃんと調べたら「山波艮神社(サンバウシトラジンジャ)」と読むコトも分かり、更に尾道造船株式会社の構内にあると云うコトもインターネットで調べてすぐに分かったので、珍しく再訪問。

造船所の構内と云うコトもあり、何だか入って良いのかなぁ…と引っ込み思案な性分でやっぱり諦めようか…と思っていましたが、受付の方が声をかけて下さったので車を停めさせて頂き、ウバメガシを見たいのですが…と云うと直ぐに入構証を貸して下さったのでお邪魔してきました。

山波艮神社のウバメガシ

「山波艮神社」ですが、鳥居には「吉備津彦神社」と記されています。

山波艮神社のウバメガシ

こちらが目的のウバメガシ。
日本ではカシ(樫)もナラ(楢)も「オーク」として記述されており、時々オークの無垢フローリングを「カシの無垢フローリング」と勘違いされる方がおられますが、無垢フローリングに使用されているオークはナラ(楢)です。
両方ともブナ科コナラ属ですが、区別の仕方としては冬に葉をつけている常緑樹はカシ(樫)で、葉が落ちる落葉樹はナラ(楢)です。

山波艮神社のウバメガシ

因みにウバメガシは漢字で書くと「姥目樫」らしく、それは若葉が新緑ではなく茶褐色なコトに由来するそうです。
また良質の炭で有名な備長炭の原料としてウバメガシが用いられているそうです。

山波艮神社のウバメガシ

こちらの山波艮神社のウバメガシは幹囲は5.7m、樹高は8mとなっており、樹齢は推定500年と云われています。

1959年7月15日に広島県天然記念物に指定された際には現在地より南に300mほど離れた海岸沿いにあったそうですが、生育環境が悪いため、現在の尾道造船内に移転されたそうです。

尾道造船株式会社

こちらが国道2号線を挟んだ尾道造船株式会社のドックヤード。
ホントはこの造船の工場を見学したかったのですが、時間がなかったのでまたいつの日か。

名称
山波艮神社のウバメガシ
樹種
ウバメガシ
撮影日
2016年2月15日
所在地
〒722-0052 広島県尾道市山波町1005
樹齢
約500年
サイズ
幹周:5.7m 樹高:8.0m

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