猪名野神社のムクロジ

猪名野神社のムクロジ(いなのじんじゃのむくろじ)と呼ばれる兵庫県伊丹市にある伊丹市指定天然記念物北摂の巨樹30選のムクロジをご紹介致します。

猪名野神社のムクロジ

猪名野神社は猪名野坐大神(素盞嗚尊)を主祭神とする神社で、その歴史は904年に創建されたとの説があり1100年以上の歴史を誇ります。

猪名野神社のムクロジ

そして今回の目的であるムクロジ(無患子)は参道から本殿に向かって右側のあじさいセンターと云う建物の裏にひっそりとあります。
まぁ見た目ではあまり大きな木ではありませんが、もともとムクロジはそれほど大きく成長する木ではないので、幹周:2.58mで県下第8位の大きさだそうです。

猪名野神社のムクロジ

撮影日は9月初旬だったため、まだ実は落ちていませんでしたが、ムクロジの実は非常に有用で先ず食べるコトが出来ます。
ナッツや栗のような味だとのコトなので一度試してみたいと思います。

次にムクロジの種子は数珠の材料としても使用されます。
ムクロジの黒い実は硬く滑らかで、触り心地も良いため数珠に最適で、お釈迦様が仏説木槵子経にて説かれているそうです。

そしてムクロジの種子は羽根つきの羽根の黒い玉に使用されています。
元々はムクロジの漢字「無患子」から「子どもに患いが無い」と云う願いを込め、羽子板は「厄をはね返す」と云うコトから縁起物として扱われていたそうです。

さらにそのムクロジの種子を覆う実はサポニンを多く含んでいます。
サポニンとは「花梨の特徴」でもご説明した石鹸の原料となる糖とサポゲニンの成分が結合した有機化合物、配糖体のことです。
このせっけんの原材料となるコトからムクロジの学名は「Sapindus mukorossi」直訳すると「インド産の石鹸 ムクロジ」から来ており、英語名はそのまま「Soap Nut Tree」です。

猪名野神社のムクロジ

そんな有用な実だから取って帰る人が多いのでしょうね。

猪名野神社のムクロジ

名称
猪名野神社のムクロジ
樹種
ムクロジ
撮影日
2016年9月1日
所在地
〒664-0895 兵庫県伊丹市宮ノ前3-6-4
樹齢
200年以上
サイズ
幹周:2.58m 樹高:13.5m

 

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