日置のハダカガヤ

写真

日置のハダカガヤ(ひおきのはだかがや)と呼ばれる兵庫県篠山市にある国指定天然記念物のカヤをご紹介致します。

磯宮八幡宮の境内に3本のカヤの木が立ち並んでおりますが、今回ご紹介する日置のハダカガヤは真ん中の1本。

日置のハダカガヤ

「裸榧(ハダカガヤ)」とはまた変わったネーミングの1本ですが、まさに世界でこの1本だけの特殊なカヤで、通常カヤの実は固い殻に覆われていますが、このカヤの木になる実は渋皮だけで固い殻がありません。

日置のハダカガヤ

因みに両隣のカヤの木になる実は固い殻に覆われており、このハダカガヤの実を育てて出来たカヤの木からなる実も固い殻に覆われるため、まさに世界でこの1本限りの貴重な変種だそうです。

日置のハダカガヤ

案内板には「伝承では、足利尊氏が天皇方に敗れ、都から九州へ逃げのびる途中にこの地に立ち寄り、殻をむいたカヤの実を神前に捧げて武運長久を祈ったとされる。その時の実が成長し、ハダカガヤとなったと伝えられる」と記載されており、鎌倉幕府滅亡後、足利尊氏が後醍醐天皇に敗れたのが建武3年(西暦1336年)とされているので正しければ樹齢は600年以上。

日置のハダカガヤ

最初見たときは特別に巨大なワケでもないので、なぜこの3本あるカヤの木の1本だけが国指定天然記念物なんだろう…と不思議に思いましたが、がまさかこんな身近なところに世界で1本だけの希少な木があるとは近所の方でも知らないかも。

日置のハダカガヤ

地図

データ

名称:日置のハダカガヤ
樹種:イチイ科カヤ属
撮影日:2015年12月28日
所在地:〒669-2441 兵庫県篠山市日置167
樹齢:600年以上
サイズ:幹周:4.0m 樹高:20.0m
備考:国指定天然記念物

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう