常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

写真

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)(じょうりゅうじのおおいちょう)と呼ばれる兵庫県丹波市にある兵庫県指定天然記念物兵庫県指定郷土記念物のイチョウをご紹介致します。

この数年で200箇所ほどの巨樹巨木を巡ってきましたが、その中で一番凄い!と感じたものが本日ご紹介する常瀧寺の大イチョウこと「乳の木さん」。
何ともキュートなネーミングですが、その迫力、存在感は圧倒的。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

訪れたのは2015年の冬。
丁度イチョウが落葉する時期。
常瀧寺はナビにも載っていたのですぐに発見。
苔の茂った石垣が格好良いお寺だね、なんて思いながら階段を昇るとすぐに巨大なイチョウを発見。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

「へぇ~これが乳の木さんと呼ばれている大イチョウかぁ」と感心しながら写真を撮っていると地元の方が「コレじゃないよ」と教えてくれて、お墓の脇の山道を登るようにと云われました。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

「大公孫樹(イチョウ)登山道」と小さな標識に従いお墓の脇を抜けると看板には大イチョウまで750mと書かれています。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

当日はあいにくの雨でしたが、まぁ750mぐらいなら…と山登り。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

街中の750mと同じような感覚で、山道の750mを舐めていたようで、歩けど歩けど大きなイチョウはなく、地面は泥でぬかるんでおりましたがここまで来て引き返すワケにもいかず、黙々と歩き続けるコト約30分…なかなか引っ張ります。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

途中、何だかわからない骨があったりして何度も諦めて引き返そうか…と思ったら大げさな表現かもしれませんが、イチョウの落ち葉で一面がまるで金色に輝いているような神々しい空間が出現。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

年月によって創り出されたその異形な枝ぶりも何だか生命力の強さを感じさせ畏怖の念を抱かせ近づくコトすら恐れ多くなります。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

イチョウとしてのサイズは近畿で最大級を誇り、樹高28.5m、幹囲10.9mで、横に伸びた枝から更に立派な木が育って、その下に垂れ下がるようなコブがお乳をイメージさせるため「乳の木さん」と云う別名で親しまれているそうです。
またそのコブが長い年月をかけて地面まで垂れ下がり、それが地中に潜り込み、更に新しい幹を形成しているらしく、この姿で1本の木なのだそうです。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

因みに2002年4月9日には兵庫県指定天然記念物に指定されております。

常瀧寺の大イチョウ(乳の木)

推定樹齢は1300年以上と云われており、イチョウの花言葉「長寿」とはまさにこのこと。
またもうひとつの花言葉の「鎮魂」も、この空間にくると妙な静けさが人智を超えた何かがありそうな雰囲気にピッタリの言葉かも知れません。

これから紅葉のシーズン。
僕も今年は家族を連れて再度訪れたいと思います。
途中、小さなお地蔵さんがあればあともう少しなので、行ってみる方は諦めずに登って下さいね。

動画

地図

データ

名称:常瀧寺の大イチョウ(乳の木)
樹種:イチョウ科イチョウ属
撮影日:2015年12月3日
所在地:〒669-3822 兵庫県丹波市青垣町大名草481
樹齢:1300年以上
サイズ:幹周:10.9m 樹高:28.5m
備考:兵庫県指定天然記念物兵庫県指定郷土記念物

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